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勇ましい、輝かしい日本なんていらない
2017年09月30日

「ヨーロッパ諸国の政府は1300億円の負債を抱えており、
そのなかの役1100億円は一世紀のあいだに溜まったものである。
この巨額の負債は全部、もっぱら戦費の調達のためのものであった。
ヨーロッパ諸国の政府は、平時おいても4百万人以上の軍隊を持っており、
戦争となるとそれを1900万人まで増加させることができる。
その政府予算の三分の二は、負債の利子と陸海軍の維持に消費し尽くされている。」
~モリナール~

第一次大戦前のヨーロッパの状況だと思われる。
現在は当時よりも、世界が兵器や軍に使う費用は膨大に増えている。
(※国家予算の比率は各国によって相当に差がある)
領土問題は、なかなか収束できない。
各国の覇権争いも激しさを増す。
日本は先の大戦で大敗した結果70年の平和を手にした。

多くの都市部はまさに焦土と化したにも拘わらず復興された。
世界に誇るべき、事実であり成功例であるはずだ。
実際、世界からは平和国家として、暮らしが豊かな国家として尊敬されてきた。
今さら、軍隊を持つとか、軍備を強化するとか、ましてや核兵器を持つとかは、
歴史の経緯や先の大戦の世界で亡くなった2000万人、国内で亡くなった300万人に
対して申し開きができない。

人が忘れる動物であることは良い面だが、歴史に学ばないのは智慧がない。
繰り返さなくていい歴史もあるだろう。
勇ましいことを言ったり、素晴らしい未来を高らかに訴えるよりも、
賢明に、誠実、に世界と向き合い、頑なに平和や日常を守るという政治家が居て欲しい。

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