現代は、さまざまな場面でコンサルタントが登場する時代です。
しかし、その中で経営コンサルタントという肩書の業務内容は少々抽象的です。
「経営コンサルタントは、何をしてくれるんですか?」
という質問をよくいただくので、実際の活用法についてご案内したいと思います。
世の中には多くのコンサルタントが活動しています。
例えば、ITコンサルタント、Webコンサルタント、FCコンサルタント、海外事業コンサルタント...など、専門分野に特化したコンサルタントもたくさんいます。
しかし、この専門分野に特化したコンサルタントを必要とするのは、"大企業"だと考えています。
私は、生まれも育ちも中小企業です。
実家は勿論ですが、中小企業の経営を25歳から経験し、知識も能力もない中で、本に学び、先輩経営者に学び、コンサルタントに学び、学んだ知識(セオリー、メソッド)を常に結果が求められる現場で、その成果を求めて挑んできました。
中小企業の経営の現場は、まさにわたしが情熱、エネルギー、人生の時間をかけて生きてきた主戦場です。
中小企業においては、商品開発は開発、マーケティングはマーケティング、営業は営業、会計は会計、マネジメントはマネジメントと部門が必ずしも分担されていません。専門家と呼べるほどのスタッフがいないケースがほとんどです。ある程度の時間をかけて従業員を育成していく必要があります。
経営者自身も経営経験や知識が不足し、そのことによって組織が更に混乱し、ときには崩壊するようなこともあります。実際に多くそのような場面に遭遇します。
経営者から見れば、あれも、これも、そんなことも起こるの?という具合ではないでしょうか。自身も混乱して当然です。
しかし、全く売上が立たず、立ち上がらない会社は別にして、何とか動き出す会社であれば商売の基になる商品、サービス、技術が悪いわけではありません。問題は儲けの仕組み化、顧客管理、従業員管理、資金管理といったところに問題があるケースが多いものです。
要は大まかでもいいので地図を描き、自分の会社が、どのポイントにいるのかという確かな客観性を持つことができれば、あとは準備や対処を適切に進めていくだけです。
私の考える中小企業の経営コンサルタントの役割は、この全体地図、設計図というものを経営者が描くお手伝いをすることと、その地図を歩く中で経営者が道に迷わないように、その確かな位置を伝えて伴走することだと考えています。
また、私は具体的なノウハウ、セオリー、メソッドもご提供致します。
例えば...
・HPを改修すればお客様募集が期待できる会社であれば、Web業者の選定や制作への具体的な指示など(チラシ、リーフレットなども含む)
・セールスの流れ、クロージング上手くできない従業員へは、トレーニング研修
・採用、教育を始め基本的な労務管理の在り方の仕組み作りのサポート
・システム導入の業者選定の立ち合い
・税理士への業務依頼の内容
・銀行、公庫への資金調達のサポート
・実践できる経営計画書の立て方
などなどです。
これらのノウハウは、私が長い時間をかけて実践し成果を上げてきたものです。
大企業の経営者であれば、役員、幹部には専門家を配置できます。
関わる外部のスタッフも、弁護士を例にすれば、海外取引に強い人、労務訴訟を専門にする人、M&Aを得意にする人など様々な分野の弁護士の先生とのお付き合いが必要になります。
ITコンサルタントであれば、集客のためのWebデザイン、顧客管理のためのシステム設計、外からの攻撃に備えるためのセキュリティの専門家などが必要になります。
しかし、中小企業の経営は全く違います。
中小企業の経営に求められるのはスペシャリストよりもゼネラリストです。
全ての分野で満点は取れませんが、全て平均点以上の得点を求められます。
その中で、自分たちだけの卓越した分野の開発力、競争力を見出して持続可能な経営を実現しなければなりません。
正直一人では、なかなかしんどい仕事かと思います。
私は残念ながら大企業や上場企業のコンサルタントは務まりませんが、中小企業のコンサルタントとしては、まあ、ソコソコ使えるのではないかと自負しています。また、中途半端な幹部を雇うよりはコストパフォーマンスははるかに高いと思われます。
現代の経営は中小企業と言えども、課題が多く、対応も多岐に及びます。
今、大企業が外部役員の設置を求められていますが、中小企業においては不可能です。
とは言え、外部からの視点は欠かせません。それほど会社は内向きです。
自分たちが見たくないものを見る必要があります。
是非、私の経験、知識、ノウハウをあなたの会社にご活用ください。