知識の否定
2017年10月03日
老子の根本の立場は、いっさいの人為をなくして自然に生きる。
というものであるから、「無為自然」という言葉によって表現される。
では、自然に反する人為とは、具体的にどのようなものをさすのか。
それは知識、学問、欲望、技術、道徳、法律など、
いわゆる文明や文化と呼ばれる内容のすべてを含みといってよい。
人間の意識的な計算にもとづいて現れるものであり、
人工的なものであるから、これを不自然なものとする。
さらに、人間の理性をも否定する。
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