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街場のアメリカ論5
2017年11月14日

典型的なアメリカ人として、まず名前が挙がるのはベンジャミン・フランクリンです。
フランクリンを掲揚するときにしばしば用いられるのが、
「自分で自分を作り上げた人」という表現です。
これまたアメリカ人が自分を誇るときに好んで用いる形容詞ですが、
この言葉はアメリカという国の本質を見事にいい当てていると思います。
アメリカ人は自分で自分を作り上げた。
それと同じように、アメリカ合衆国は自分で自分を作り上げた国なのです。

まず「共同体はいかにあるべきか」についての理念があり、
その理念に「契約」的に合意した人々によって共同体が構築されたのです。
大地と血の絆で幾重にも結び付けたゲルマンシャフトがしだいに制度的に
洗練されていって国民国家が完成したわけではありません。

アメリカが変わっているところは、アメリカはだんだんアメリカになっていった
のではなく、はじめからずっとアメリカだったいうことです。
~内田樹~

このアメリカの原理は、いまもアメリカを動かす根底にあるように思います。
起源や出自がないというのは、人間においては大きな不安定要因です。
「作り上げる」という感覚は、人生、ビジネスあらゆるところに存在します。
ある意味ではヨーロッパ的自我の極がアメリカなのではないでしょうか。

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