概念化の方法論
2017年07月04日
概念化の方法は、意味の発見と形成ともいえる。
コンセプト創造は、仮説を作り、背景となるアイデアや要件の因果関係から、
新たなモデルを導き出していく行為だ。
その核となるのは、アイデアのまとまりとしての意味の発見だ。
観察の過程で重視したのは、直接経験だった。
つぎに求められるのが、自分のうちに沸き起こるアイデアを
コンセプト(意味)として表出していくことだ。
事象や現象の意味は、観察現場に身を置いて思考することでより実在的に見える。
そこで、直接経験を反芻する過程で有効なのが、
アブダクションやレトロダクションのような推論的思考だ。
アブダクションにおいて重要なのは、推論的で想像的な言葉である。
その基点は、観察よって得られたアイデアの原型、
すなわち五感や記憶や心的イメージ、内なる思い、などだ。
それをもとに、たとえば「もしこうだとしれば、こうなる」といった発展的な問い、
あるいは消費者や顧客の「声」で、「こうなりたい、こうしたい」といった発想をすることだといえる。
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