企業の不正が続きます。
東芝の不正会計、タカタのエアーバックによる死亡事故からのリコール、
ニッサン、SUBARUの無資格者による検査合格、
神戸製鋼の検査データの改ざん、
商工中金の組織ぐるみの不正融資。
なにか抜けている・・・三菱自動車の何でしたか・・・・ですかね。
これらの問題で潰れる企業、身売りせざる得ない企業、潰すべき企業があります。
一般の人々に任意に投票してもらうのがおそらく正しい結果になります。
ところが、政府や経済界などが介入して延命を図ろうとするものもあります。
本来は、マーケットが正しく動いて治まるべきところに治まるのがベストですが、
政府や企業もこれらの会社に直接、間接的に関わっていると口を出してきます。
ロクな結果にならないことは明白です。
そもそも、政治、行政、財界などの馴れ合いがこのような不正を呼び込む原因に
なっていることを自覚したほうがいいわけですが、そうはさせない傲慢な自信家がいます。
政府が動かすお金というのは民間企業では考えられない桁の金額です。
これが、よく悪戯をするわけです。
本当に困ったものです。
ただ、このような不正や癒着は中国でいえば、論語や儒教で有名な孔子が生きた2500年前から
存在していたわけですから、人間の性のようなものかもしれません。
私のような庶民には関係がない話ですが、気分はよくありません。
「アイツ生意気だから、これを機会に抹殺してしまえ」という指令が、
政治家のどの辺りから出るものかわかりませんが、
そのようにして社会から葬られてしまった中小企業を私は数多く知っています。
私は政治家や官僚を信用していません。
少し場面は違いますが、森友学園の理事長夫妻は首相から詐欺師呼ばわれ刑事訴追されそうです。
一方、財務省の担当者としてで国会答弁に立ってとぼけ続けた佐川さんは、何と税務長官に栄転しました。
こういうようなことを平気でする人々が現実に存在するわけです。
中小零細企業にも、つまらない権力を振りかざすような経営者もたくさん存在しますから、
影響力の範囲の違いだけで、結局は個人としての倫理観に尽きるわけです。
人間が本当に恐れるべきことを、こういう人々は知らないんです。
知らないからこうできるわけですが・・・・
知らないということは、怖いことです。
「三途の川も金次第」ということを、まさか真に受けているわけではないと思いますが、
死んだ後に自分どうなるか、ということについて少しでも知識や想像があれば救いなんですが・・・
死んだ後では、勿論取り返せないわけです。
すなわち、永遠に死後も救われないということです。
このおバカな人々に一言だけ助言させていただくなら、
ソクラテスがどのような覚悟のうえで死んでいったのかを詳しく調べてみるのはどうでしょうか。
その事実や過程を知ったからといって
殊勝に反省することも、また難しいのはよく知っているんですけどね。
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