じっと待つとき
2016年07月19日
僕はいったいどうすればいいのだろう?
でも、どうすればいいのかは僕にはわかっていた。
とにかく待っていればいいのだ。
何かが待ってくるのを待てばいいのだ。
いつもそうだった。
手詰まりになったときは、慌てて動く必要なない。
じっと待っていれば、何かが起こる。何かがやってくる。
じっと目をこらして、薄明の中で何かが動き始めるのを
待てばいいのだ。
僕は経験からそれを学んだ。
それはいつか必ず動くのだ。
もしそれが必要なものであるなら、
それは必ず動く。
ダンス・ダンス・ダンス
~村上春樹~
先日セミナーのときに、
「先生はスピリチュアルの世界の人ですか?」
という質問を受けた。
おそらく、わたしは質問者の方がいう意味での人ではない。
しかし、この村上春樹の小説の主人公のように、
起こる事象を捉える傾向はある。
必要であれば、必要なときに会うべき人には必ず会う。
特別なことではなく、自然、社会、人間はそういう仕組みで
動いていると思う。
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