日本政府が消費税の軽減税率を進めたり、
低所得者に対して一律3万円を支給したり、
という施策に対して、
選挙対策のバラマキだとの批判がある。
「バラマキには当たらない」
と安倍さんは言っているようだが、
これらが恒久対策とならないのは明らかだ。

人口動態の変化によって、
高齢者の医療、介護などの支出が増大する
ことは目に見えている。
それに反して若年層の減少によって、
労働者も激減していく。
景気が回復しているというが、
一部の輸出企業が、円安による恩恵を享受
したに過ぎず、円建てではななくドル建てで
ＧＤＰをみた場合は日本の地位の下落は
激しいという指摘もある。

世界は確かに混沌としているが、
自国の目の前にある重要な問題を見ようと
していないことは、そのこととは関係がない。
他者がどうあっても、自分は自分である。
国家も一緒だ。
やれ改憲だ。景気だというがこの国の
20年後を見据えてないことは明らかだ。

”時代は変わる”
すでに変わり始めている。

わたしは経営コンサルタントを名乗っているが、
このブログを通して、
戦術的なことについて書いたことがない。
具体的にいうと
売れるチラシ、
すぐ効果のあるＤＭ、
部下をコントロールするテクニック、
お客様がどうすれば買うかの
セールストークなど・・・・
こういうものは一時期的には使えるが、
商売には、もっと重要なことがあるからだ。

ただ、そういう一時的なテクニックががウケる。
それは、現在の政治と一緒だ。

”時代は変わる”

では変わるのは何か？
それは人間の価値観だ。

経営の舵取りは、難しい時期にある。
すでに、「若者は物を買わない」ということまで
起きている。
企業の価値も当然かわる。
売上という尺度ではないものが出現してくるのは
確実だ。

悲観ではなく、われわれは、ありのままを観るという
ことを大事にしていかなくてはならない。
いまの自分の価値観や信念や観念によって物事を
観ることをやめなければならない。

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