宇宙は増えもしないし、減りもしない。

人類も宇宙の一員であるから、
何かの利益を得たことで、
元々、携えていた何かを失った。

そのことに気づかない限り、
崩壊は止まらないのかもしれない。

ビジネス構造というものを考えると、
全く同じことが言える。

グローバル化を推進するうえで、
本来自分達が持っていた優位性を
手放すことが同時に起きた。

資本主義の利益は差異に
よって得られてきたわけだから当たり前だ。

交換というものが、全くフェアなものであるなら、
取引した一方だけが利益を得るというのは、
そもそもおかしな話なのだ。

良い取りや勝ち逃げというのは、
短い時間、限られたエリアではあり得る理屈だが、
長い時間、境界がないエリアでは成り立たない。

グローバル化は人類全体にとっては良いことだが、
従来、上手いこと儲けてきた国にとっては都合が悪い。

宇宙も、人類も、経済もゼロサムなのだ。
「そうじゃない」と考えるところに優越感や差別がある。

そういう意味では富める人々が貧しい人々から
搾取してきたフェアではない取引の資源をお返しする
そういう流れになるだろう。

よく考えれば、当たり前の話。
どのように返していくのか、その方法を誤らないことだ。

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