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善い経営の循環
2016年01月10日

過小資本、借金だらけの財務、
古い能率の上がらない設備、
作業効率の低さ、
ぎすぎすした労使関係、
収入の頭打ち、利益の低下・・・・。
これらが相互の原因となって、
身動きのとれない状態が続いていた。

つくづく何とかしてこの悪い循環を
脱却したいと、
頭を悩ます毎日であった。

とはいっても、
善い循環も悪い循環も、
一朝一夕に起こるものではない。
十年、二十年と長い年月のうちに
できあがるものなのだ。

これは宅急便をはじまたヤマト運輸の
小倉昌男さんが、苦しい経営が続く頃に
感じていたことだという。

この悪い循環を止め、
経営の善い循環を起す出発点は
何だろうと考えた。

基本的条件は「よく働くこと」である。

商店でいえば、隣の店より朝は
一時間早く店を開け、夜は一時間遅く
店を閉めることから始まる。
トラック会社もそうで、
地方に本社のある他社の従業員は、
ヤマト運輸よりよく働いていることは
間違いなかった。
しかし、本社が東京で労働組合も
しっかりしている中で、
長時間労働を強いることはできなかった。

小倉さんも
アート引越しセンターの戦略や
アサヒビールの戦略なども触れているが、
最終的に決めたことは

「労働生産性」を高めるということだった。

経営で苦労している方であれば、
小倉さんの苦しさに共感することだろう。

必ず、打ち手はあるとわたしは思う。
問題は、どこまで深くその問題の本質に
向き合えるかである。


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