人間性と共に社会性を高めるのを
仏教用語で「経営」というらしい。

今は、経営というと企業経営の意味で、
事業を運営する狭義に解されている。

つい最近までは国家を治めることを、
”天下を経営する”と言った。

仏教用語の「経営」は人間を開発し、
人間性を管理して社会生活の水準を
高める最高の願いの意味で、
至善ともいもいうそうだ。

一般的に、現代の経営という言葉の持つ
響きや意味からは、かなりの距離がある
ように感じる。

それでも、規模の大小に関わらず、
会社を経営される方のなかには、
仏教の意味に近い経営をしている立派な
方もいらっしゃる。

翻って政治家の劣化は激しい。
コメントのしようもないほどのレベルである。

しかし、さらに驚くのは
これほどレベルの低い首相、閣僚、自民党を
支持する人々が５０％近くいるという事実だ。

われわれは、ひとり、ひとりの
あまりに拡張したこ利己（エゴ）を見つめ直し、
もう少しマシな新しい基準の社会を模索しなくては
ならない。

いま、既存のシステムが世界中で音を立てて
崩れて始めている。
既存のシステムで利益を得ている人々は、
その既得権を必死に守るだろう。
しかし、この流れはもう誰にも止められない。
止める必要もない。

新たな基準は誰もが自然に共有できるもので、
中心やリーダーのようなものは必要ないだろう。
すでに、ＳＮＳとはそういう役割を果たすものでは
ないだろうか。

わたしは新しい基準は、ひとり、ひとりが自由を
取り戻すことだと考えている。
これは、安易な意味での自由ではない。
しかし、そこを知らなければ、
生きる満足は得られないだろう。

末期的な世界を見ながら、感じながら、そう思う。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから　↓
https://www.isseyhonda.com/mail/

HPはこちらから　↓
https://www.isseyhonda.com/

マーケティング・経営 ブログランキングへ

にほんブログ村