SSS（スピードスケート昭和）40年会の話題に触れた。
その中で、わたしクライアントでもあるメンバーが近況報告の中で、
経営が上手くいかず、資金的にも追い込まれて、
夫婦の間もギクシャクして、ご飯も食べられなくなり、どんどん痩せたと言っていた。

改めて、役に立って良かったと思った。

中小企業のコンサルタントを生業にしている理由は、
父が中小企業の経営者であったことが大きな理由だ。
父の事業の手助けを全くできないいまま、逝かれてしまった。
”坊ちゃんだの””二代目だの”チヤホヤされていたのに、
恥ずかしながら、その頃のわたしは手も足も出なかった。

経営とは、何なのか。
経営で成功するとはどういうことなのか。
事業を維持していくのに必要なことは何なのか。

世界的なコンサルティング会社はいくつかあるが、
わたしは中小企業を成功させるためのコンサルタントだ。
書物や先達の経営者、コンサルタントからたくさん教示を受けた。
しかし、最も重要なことは現場での実践だ。
実践とは、具体的に成果を上げるための戦略の立案と実行だ。

中小企業は、経営資源（資金、人材、情報、ネットワーク）に限界がある。
そういう意味では、経営的な選択肢は少ない。
だからこそ、それを補う智慧を振り絞りたい。人と人の親密さを高めたい。
必要な情報を提供してくる人との関係を築いていきたい。

明日のことから、来週のこと、来週のことから、来月のこと、来月のことから
3か月後のこと、3か月後のことから1年後のこと、1年後のことから3年後のこと
3年後のことから5年後のこと・・・少しでも長い先の未来を考えられるように
なってほしい。

それが私の願いです。

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