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新しい社会
2016年11月11日

トランプがアメリカ大統領になった。
イギリスのEU離脱に続き、
大方の予想を覆す結果だ。

イギリスのEU離脱は、
EU崩壊の始まりに過ぎないだろう。
EUに参加している国も
EUの支配に嫌気がさしている。

今回のアメリカ大統領選は、
ワシントンへの怒りが大きいようだ。

イギリスには8万人の若年層の
ホームレスが居る。
アメリカでは大学を卒業した時点で、
1000万円の奨学金のローンがある
若者がゴロゴロいるという。

日本では、新入学の準備金、
小学校1年生6.3万円、
中学校1年生8.3万円程度が
用意できなくて悩む親がたくさんいるという。

問題の本質は、どこにあるのか。
『お金が循環しないことにある』

先進国ではモノやサービスは
有り余るほどある。
それなのに、必要な人のところにお金が廻らない。

日銀がいくら市場にお金をばらまいても
ほとんど行先がない。
われわれが生きていくための産業、
サービスはすでにある。
既にオーバーストア状態だ。

20年前のバブルは記憶ある人が多いが、
既に、当時から実体経済よりもマネー経済のほうが
大きかった。現在も3倍以上だ。

特に、アメリカのレーガン、イギリスのサッチャーの時代に
インタネットの波に乗ってマネーは世界中に投資された。

中国経済が発展したのも、アメリカ、ヨーロッパ、日本など
こぞって投資したことによるものだ。
実際、中国のGDPに占める個人消費は35%程度しかない。
これは、アメリカや日本の半分だ。

中国の安い労働力を使って、儲けた結果が
アメリカ自身の産業の衰退を招いていった。

必要もないのに過剰にお金を持つ人々が多くいる。
ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットは財団を作って
世界中で一生懸命寄付活動をしている。

ドラッカーは、早い時期から企業経営者に自社の中での
報酬の格差が400倍に開いたら、白けてしまうと警鐘を
促してきたが、いまだに年俸〇〇億を受け取る経営者が
後を絶たない。

リーマンから始まった既存システムの崩壊は、
これから、どのような方向で進むのであろうか。

われわれは、幻想の世界から離れ、
現実を見据えて歩むしかない。
もっと、柔軟性に富んだ柔らかな社会を作り上げていきたい。

なかなか大変なことだろうが、
貧困や格差、差別のない世界の実現を本気で
目指すときがきたんだと思う。

次の時代の人達がより幸福な世界の中で
過ごせるように努力するのが、
人類共通の目標のはずだから。

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