世界人口70億人の３２％がキリスト教徒、
２１％がイスラム教徒である。
仏教徒はわずかに５％にすぎない。

日本人は文化庁が公表する宗教年鑑によれば、
8700万人の仏教徒と9200万人の神道信者がいる。
この数字は宗教団体による自由申告ということで、
実際の数字とは大きな乖離がありそうだ。

キリスト教徒にもイスラム教徒も
聖書やコーランそして厳しい戒律を守る。
そして、戒律は父から子、孫へと継承されていく。

わたし個人は寺の檀家に属しているため、
社会的には仏教徒だと言える。
しかし、仏教の戒律は、ほとんど知らない。
お盆のお墓参り程度だろうか。
父から戒律や作法についての教育を受けた
記憶もない。

信徒数は、イスラム教徒の数が大きく伸び、
現在の世界の人口推移が続けば2070年には、
世界最大の勢力になるという。

キリスト教の若者離れも進んでいる。
しかし、日本人全体の仏教離れほどではないだろう。
日蓮宗から分派した創価学会や立正佼成会、霊友会
もあるが、伝統的な宗派は存続の危機にある。

わたしは特別に信心深いわけではない。
世界の宗教から仏教を眺めたとき、その伝道方法には
やはり問題があったと考えるべきだと思う。

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