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均整2暴走
2016年01月07日

マツダの暴走?迷走?は1989年のこと。

トヨタを真似て、国内で販路の五チャンネル
体制に打って出た。
従来のマツダはマツダ店で、
高級車はアンフィニ店、
ヨーロッパ系のイメージを訴求するユーノス店、
小型車中心のオートザム店、
フォードを扱うオートラマ店
という構想でした。
トヨタを真似るというよりも、
その先を行く野心に満ちたプランだった。

この結果は、ご存知の通り、
マツダは深刻な経営危機に陥った。
住友銀行から経営者が送り込まれ、
それでも救えず、フォードの資本参加を
要請することとなった。

戦略の恐さである。

三品和弘(神戸大学大学院研究科教授)の
分析によれば、
これは戦略もどきで、戦略とは呼ばない。
このプランが破綻した最大の原因は
均整の欠陥だ。

販売力を突出させる陰で、
開発力がボトルネックになってしまった。
その結果、全店で同じ車を売るという
異様な事態に陥った。

まさに、戦略の均整を欠いた例である。


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