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エディターシップ
2016年06月08日

[重版出来]という番組を毎週楽しませて
もらっている。
漫画編集部の物語だ。

本が売れる売れないは作家以上に編集担当の
能力(腕)が左右すると言われている。
確かにベストセラーを連発する編集者を
何人かわたしも知っている。

「詩とは、もっともよき語を
もっともよき順序に置いたものである」と述べた
詩人がいるそうである。

次は有名な詩人学者が漏らした創造の方法である。
なにか考える。
創り出そうとする。
そして頭に浮かんでくることを片っ端から、
ひとつひとつカードの書き取っていく。

カードがたくさんできたら、
これをカルタとりのように並べる。
そして、面白そうな順にとって行く。

こうして順序ができる。
それを見直す。
おもしろくないようだったら、また、
カルタを取りをやり直す。
気に入る順序ができるまで何回もくりかえす。

いよいよ、これでよしとなったら、
カードを合わせる。
あるいは、その順序にノリで大きな台紙に
貼ってしまう。

これが着想のエディターシップである。
人を酔わせる力をもった、
面白いと思われる表現はこうして生まれる。
というものである。

参考図書
『思考の整理学』
~外山滋比古~

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