以下に紹介する「ヒポクラテスの誓詞」の九条は、
医学の世界でヒ医学の父、医聖の異名を持つ、
ヒポクラテスの考えによってつくられたという。

「ヒポクラテスの誓詞」の九条

一、　医の実践を許された私は、全生涯を人道に捧げる
一、　恩師に尊敬と感謝を捧げる
一、　良心と権威をもって医を実践する
一、　患者の健康と生命を第一とする
一、　患者の秘密を厳守する
一、　医業の名誉と尊い伝統を保持する
一、　同僚は兄弟と見なし、人種、宗教、国籍、社会的地位の
　　　いかんによって、患者を差別しない
一、　人間の生命を受胎のはじまりより至上のものとして尊ぶ
一、　いかなる強圧に遭うとも、人道に反した目的のために、
　　　我が知識を悪用しない

プロフェッショナルの語源はprofess（プロフェス）で、
「告白する」という意味である。
これは、「神に誓いを立てて、これを職とする」
という意味の言葉だ。
ヒポクラテスの誓いはまさに、そのようなものだ。

～大前研一～『ザ・プロフェッショナル』より引用

大前さんは、今ではプロフェッショナルは
職業によって定義されるものではなくなっているという。
プロフェッショナルの医師、弁護士もいれば、
アマチュアレベルの人もいる。
どのような職業においても言えることだ。

経営コンサルタントなども全くその通りだ。
職業名や肩書きで仕事ができる時代ではない。
まさにプロフェッショナルこそが求められている。

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