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自然の摂理への信頼
2017年10月12日

老子の理想とする君主は、無為無策のまま、何もしない。
だから、民衆はその存在さえ意識しないことが多い。

「最上の君主とは、下にある民が、
その君主の存在だけしか知らないような君主をいう。
その次の君主は、民が賞賛して親しむもの。
さらにその次は、民に恐れられる君主。
最下のものは、民に侮られる君主である」
(第17章)

このように民衆にさえ忘れられるような君主は、
平穏無事の時ならばともかく、
老子が生きた弱肉強食の戦国時代を行きぬくことができるのであろうか。

それについては心配がない。
なぜなら人為をすてて無為になったとたんに、
自然の偉大な働きがあらわれるからである。

「天の道は、争わずして善く勝ち、言わずして善く応え、
召さずして自ずから来たり、黙然として善く謀る。
天網恢恢、疎にして失わず」
(第73章)

地球の摂理を乱し、自然をないがしろにしているのは人間だ。
争う理由も、権力者の野心や欲望、恐怖や不安といったあくまで個人的なものだ。
そんなものに付き合わされる一般の人々はたまったものではない。
所詮、権力を手にしたいと思う人間こそが、損なわれている存在なのだ。
老子のいうように、自然の偉大な働きを損なってはならない。

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