クライアントとのミーティングで、
「新規の体験のお客様が7件来ました。
全員入会せずに変じは保留です。」

「何を見て、いらしているお客様？」
全員同じ広告をみてきた人達だった。

「どんな広告内容だった？」
・・・・・・・なるほど。謎は解けた。

ある団体の会員向けのチラシに反応した
お客様だった。

おそらくお客様は、その団体のサービス
メニューだと理解して体験に参加したのだ。

このクライアントが提供するサービスに
共感してきたわけではない。
単に試してみたかっただけだ。

一生懸命にＨＰを検索して辿りついた
お客様とは、問題意識がまるで異なる。

このようなケースではアプローチを変える
必要があった。

こういうことはよくあるが、
２、3件のお客様で、
その違いに気づきたいところだった。

目の前のお客様がどんなつもりでいらしたか、
注意深く見る。聞きとる。感じとることが
いかに重要であるかを示す事例だ。

わたし達は常に自分の前提で他人に接する。
心理学でいえば自己投影だ。

問題は、そのこと自体に気づいていないこと。
ビジネスだけでなく、
多くの人間関係において大きな損失を招いている。

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