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さらに老子の道
2017年10月27日

「道というものは恍惚として、おぼろげであり、見定めがたいものである。
だが、その恍惚とした見定めがたいもののうちに、何か形らしいものがあり、
物あしいものがある。

その薄暗い窈冥のうちに霊妙な何ものかがある。
その霊妙さは否定しがたい真実をもち、その確かさをそなえている。

太古から今に至るまで、道と呼ばれるものの存在は変わることなく、
物のはじめとなる者たちを統べる。

私はまぜ物の始めとなる者たちが道に統べられているを知ることができるのか。
それはこのような道の直観によるものである」
(第21章)

これが老子の体験的直観である。

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