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父親ってなんだ
2016年07月27日

細田守の『バケモノの子』をTVで観た。
評判の映画だったが、ついぞ劇場で観られず、
今に至った。

まずは、観られて良かった。

社会的に理想の父親(バケモノ)に
育てられた人間の子どもがひとり。

誰からも認められず、全く孤独な中で
自身も育った駄目な父親(バケモノ)の
子どもがひとり。こちらが主役。

社会的に理想の父親に育てられた
子どもの心に深い闇が育っていた。

一方、駄目な父親に育てられた子どもは、
自身の闇に自覚的であった。
そして、闇をある程度コントロールできた。

不思議な話だ。

駄目な父に育てられた子どもは、
父のようになろうとは考えなかった。
親子以外のいろんな人(バケモノ)と
関わりながら生きる術を学んでいった。

理想の父に育てられた子どもは、
父のようになろうとし、
父のように牙がないこと、
鼻が違うことで自分を呪った。

駄目な父は何も教えなかったが、
自分の好きなこと嫌いなこと、
自分自身の感じること、思うことは
伝えた。

そして、自らの肉体は滅ぶとも、
子の命を救いその中で生きることを選んだ。
全く迷いなく。
真っ直ぐに。

もともとは人間の子だったのに。
不思議なことにバケモノ魂は、
人間の子のなかで生き続けることになった。

社会的な顔では、子どもは育てられない。
役割よりも、素の人間としてぶつかる覚悟が
子に何かを伝えることなんだ。
大事なことは、確かにそういうことだろうと思う。

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