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老子の女性原理の哲学
2017年10月14日

柔和、柔弱の徳を女性のものである。
老子の人生哲学は女性原理の上に立つといってよい。
剛強を原理とする男性が、柔弱を原理とする女性に勝ち、
優越すると考えるのが世の常識である。

老子は逆に「弱は強に勝ち、柔は剛に勝つ」と主張する。
なぜなら剛強は不断の緊張という不自然によって支えられているために、
くずれやすく、挫折しやすいからである。
これに反して女性の柔弱は静けさというリラックスした状態に結びつき、
それだけに永続性がある。

「大国とは川の流れの下に位置するものであり、
そこにすべてが流れ集まる場所である。
女性の静けさをもって男に勝ち、その静けさ故に下に位置する。
すべての大いなるものは下に一するべきものだのである」
(第61章)

「柔を守ることこそ、強である」
(第52章)

「人間の生まれた状態は柔弱であるが、死ねば堅強の状態になる。
よろずの草木が萌えだたときは柔らかいが、枯れたときには固くなる。
しれみれば堅強は死の属性であり、柔弱は生の属性である。
だから兵は強ければ勝つことができず、木は強ければ折れる。
強大なるものは下位におち、柔弱なるものこそ優位に立つのである」
(第76章)

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