老子の立ち位置
2017年10月02日
昨日の孔子の後に生まれた老子は、孔子とは全く逆の見方をした。
周の王室の支配が衰えて群雄割拠の乱世をもたらしたのは、
ほかでもなく周の支配原理そのものであったと考える。
周の支配原理は、孔子のいうように、道徳と習俗に地盤をおいたもの、
このような人為こそ、
人間を退廃と堕落に導いた根本的な原因にほかならなと見たのである。
道徳と礼儀、またそれを学ぶための学問や知識、ひとくちにいえば文化そのものが、
諸悪の根源なのである。
このような文化の全てを否定し、自然に帰れというのが老子の主張であった。
※老子と老教(中国の三大宗教の一つ)とは直接の関係はない。
現代に生きる日本人には、老子の立ち位置のほうが難しく感じる。
しかし、道徳とか礼というものに、どこかで抵抗の心理が働くのも事実であろう。
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