8月31日義父が享年85歳で他界した。
直接の死因は肺炎だ。
10年前に脳梗塞で倒れたのをきっかけに、
身体が徐々に不自由になると同時に、
意識も通常のものではなくなっていった。
ここ2年ほどは、車椅子にお世話になるようになり、
外部への反応も鈍くなり、
妻や孫、私のこともほとんど誰なのか分からなくなった。
8月に入ってから、体調を崩し、検査の結果によって
肝臓癌が見つかった。
この検査入院をきっかけに肺炎を発症し心臓への負担が増した。
発熱とともに心拍は1分間に160まで上がり、
やや熱が下がっても120を下ることはなかった。
体力は激しく奪われていった。
亡くなった8月31日は自らが創業した会社の年度決算日に当たり、
事務所の時計と事業を継承している義姉の腕時計も亡くなった時刻で止まるという
不思議な出来事も起きた。
2度の破産を乗り越えて逞しく事業を切り開いた。
仕事と家庭を大事にする人だった。
従業員からもよく慕われ、長く務める人が多かった。
私は二女と結婚したが、その時には既に実父を失っていたせいもあったのか、
さまざまな場面で支えていただいた。
2人で酒を酌み交わし、ゴルフにもよく誘っていただいた。
息子2人はおじいちゃんにとても可愛がられた。
義母の悲しみは深く、二人がどれほどの愛で結ばれていたのかがわかる。
通夜に弔問していただいた方は途切れることがなく行列は長く続いた。
先月の甥に続き、愛する人をここ2カ月で二人も失った。
どれほど、その存在に支えられてきたか驚くほどだ。
心は激しく痛み、気力は奪われ、波のような悲しみに襲わる。
いくつもの後悔が、そこに残された。
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