ある社長さんとの会話で社員の課題があった。
本当によく受ける質問であり、その都度お話しするのが、
日本に伝統的に伝わる『守・破・離』だ。
守・・・真似る段階、師の言われた通りにやる、型を身に着ける
破・・・考える段階、言われたことをあえて破る、型を破る
離・・・卒業の段階、守ことからも、破ることからも離れる、独自なものを創り出す
『守・破・離』の出所は千利休だの世阿弥だの所説があるが、
日本の所謂武芸の”道”を極める方法ではあるが、
現代のスポーツ、音楽などあらゆる道に使える。
どのような技能にも型、基本というものがある。
この習得をさて置き、先に進むことはできない。
従業員の方の状態によって、何を教育するべきなのかという基準としては
大変わかりやすい。
正直なところ、自慢ではないが、わたし自身は人材の育成で不思議なことに
苦労したことがない。
20代の前半から、自分よりも若い人、随分な年長者に対しても、
有難いことに1度もない。
そのため、サラリーマン時代は不良従業員?どこの部所でも、どんな上司の
下でも困り者と呼ばれる人々とも、かなりお付き合いさせていただいた。
そんなわけで『守・破・離』は後付け理論、説明ようだ。
わたしが伝える大事なことは、自分が仕事にどれほど真剣なのか、
それだけかもしれない・・・・
あとは自分の知識や技能は残らず出す・・・・
愚痴、他者の悪口は言わない・・・・
このブログを書きながら、今感じていることは世の中には従業員教育の
ノウハウ本や情報が溢れるようになった。
そして、それに反するように上手くいかないと嘆く人が増えた。
ただ、『守・破・離』という日本古来の智慧は本当に素晴らしい。
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