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仕掛ける仕組み
2016年05月31日

残念な話を聞いた。
昨年コンサルティングをしていた会社の社長が
嘆いているという。

調査(商品・サービス)、顧客、競合、マーケットを
終え、プランニングをし、組織を組み上げた。
さあ、アクションという段階で社長の腰が砕けた。

2つのHPを組み合わせて、集客をしていく予定で、
1つ目のHPは形だけ公開した。
そちらのほうへ日本を代表する流通の会社や、
日本を代表するベットの会社から商談の問い合わせ
があったという。

いずれも、みすみす代理店業者に好きなようにされて
自分は一切話しに加えてもらえないということだ。

商品はユニークで魅力がある。
ありふれた話で恐縮だが自分たちが作った商品だから
といって、自分たちが考えたように売れるとは限らない。
商品の種類にもよるが、誰が、どのような状況だったら
使うのか、買うのかを徹底的に問う必要がある。

現在のマーケットはいうまでもなく単純ではない。
そして、競争相手や利害関係者もやさしくはない。
幾重にも、商品が広がっていく流れを作っておく必要がある。
顧客になってくれるお客様がどのようなステップで進むのか
想定していくが、目的はもちろん商品・サービスを
買っていただくことだ。

入口から出口までの流れを設計を周到にしなければならない。

現在、日本中で有名な企業がわたしのクライアントの領域に
参入して、あちこちで派手なプロモーションを展開している。
わたしの真似でしょうという表現でPRをしている。
クライアントと一緒に、その企業のHPを観察した。
真似はできても、商品・サービスの中身は作れない。
だから、この企業が成功するためには、
わたしのクライアントと手を結ぶしかない。

言いたいことは、自分が「すごい商品だろう・・・」という経営者も
それは駄目でなわけで、かと言ってプロモーションだけでも
駄目なわけで、使用者や買手に物やサービスを届けるということは
隈研吾さんが国立競技場を設計したり、
故蜷川幸雄さんが舞台を演出したりするのと同じぐらいの精度が
ビジネスにだって求められるという当たり前のことだ。
それがプロというものでしょう。


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