聞くということ
2016年01月13日
10年ほど前、日本でトップの本物の
心理カウンセラーを養成するという
プロジェクトに3年ほど通っていた。
触れ込みが触れ込みだけに、
一般的な心理講座とは違い、
そこでは、様々な特殊なトレーニング
が展開された。
そのときは、トレーニングの意図が理解
できないものもかなりあったが、
今となっては、凄いことをやっていたんだ
と実感できる。
カウンセラーの最も重要な能力は”聞く”
という力だ。
「聞くということは、どういうことか」
「いかにして聞くか」
「何を聞き取るのか」
というようなことを、徹底して教育された。
それ以来というものわたしにとって
聞くという行為は、無意識的な行為から
意識的な行為へと変化した。
メラビアンもいうようにコミュニケーションに
おける言語の占める領域は7%に過ぎない。
さらに、人は自我がある以上、
容易にその真の心を見せようとはしないものだ。
ドラッカーは、こんなふうに言っている。
「聞け、話すな」
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