わたしの知人のコンサルタントが出版した本の中で、
こんな話題に触れている。
すきやばし次郎の寿司職人小野次郎さんのお話だ。
以下。
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シマアジには問題アリです。
いやシマアジだけでなく、
食べるお客さんの側に問題アリです。
というのは、昔のお客さんだったら天然ものしか
食べていないから、
あの魚の本当の味がおわかりでした。
ところが、いまのお客さんの舌の記憶にあるのは、
ほとんどが養殖ものあので、
最高に旨い天然のシマアジを握っても、
こんな感想が返って来ます。
「サラッとし過ぎて、何だか物足りない」
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天然のシマアジをたしなむのには、
それなりの能力が問われる。
これは、示唆にとんだお話で、
映画や音楽の作り手と鑑賞するする側の人。
作家と読者。
いずれも、受け取り手の舌、耳、身体の良い
感覚が試される。
最近のわたし達は音楽を聴き、映画を見て、
何かを食べて批評することに慣れているが、
作り手から見れば・・・・・・
ということも自覚して、受け手の腕も前も磨く
ことを忘れてはならない。
経営の世界も全く同じだ。
経営者は自分の経験や感覚でやっている方が
驚くほど多い。
ゲーテは言います。
「この若い人には才能があるよ。
けれど、なにもかも独学で覚えるというのは、
ほめるべきこととはいえず、
むしろ非難すべきことなのだ」
残念ながら、わたしがこの経営者はなかなか
わかっているな、という方にお目にかかることは
稀である。
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