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最単純ケインズ・モデル
2017年08月26日

そもそも複雑なケインズ・モデルを最単純化した。
では、何をどのように単純化したのか。

例えばニュートン力学でも、摩擦は一切なく、質点、場所だけがあって
大きさがない物体などを仮に考えている。
何故このような奇妙なものを考えたかというと、
初めは最単純の場合を考えて理論を構築し、
その後にさまざまな仮定を追加し、複雑なモデルを考える。
これがモデルのつくり方です。

ユークリッドも、ニュートンもアインシュタインも同じ方法でモデルをつくった。

では、ケインズ・モデルにおける最単純化とは何でしょうか。
1.外国は存在しない。従って輸出入は考えない
2.政府は存在しない
3.時間は存在しない。だから、静学モデルです。経済活動はすべて瞬間に行われると仮定する。
4.世の中の人間は経済人しか存在しないと考える
5.財は一財しか存在しない。これは単純化したモデルのなかでも最単純化した仮定だと言えます。

ここで「存在しない」とは無視するという意味です。
あるいはシステムの外のものとして考えるといういみです。

驚くほど単純化されていますが、これこそが自然状態であるとも言えるのです。

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