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学びほぐし
2017年04月10日

専門家が、働く現場において直面する課題は、
科学的に証明されていることばかりではなく、
技術的合理性で割り切れることは案外少ない。

そこで、リフレクティブ・プラクティショナーは、
何らかの状況に置かれたとき、
あらかじめもっていた知識や身についた
考え方に基づいて解決しようとするのではなく、
問題を自ら設定し、解決し、振り返る。

このプロセスが内省的(反省的、省察的)実践だ。

ただし、行為の中には弱点がある。
混沌とした現場に身を置いて、
次々に起こる問題に対処と内省を繰り返していると、
全体の方向感覚を見失い
「問題の場当たり的な解決者」に堕ちてしまうからだ。

「行為の後の内省」は時に痛みをともないもする。
なぜなら、経験の中には手痛い失敗もある。
失敗経験を内省することは、激しい葛藤を引き出したり、
それまで当たり前と信じていた知識や仮説、前提を
問い直すことにもつながる。

哲学者の故鶴見俊輔氏さんは、「行為の後の内省」を
「学びほぐし」と呼んだが、けっして生やさしいことではない。

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