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日本の経営試練の時代
2016年05月13日

ベネッセの原田社長が6月で退任する。
2期連続の赤字の責任をとる。

LIXILグループを率いた藤森社長も
M&A先の企業の不祥事の責任をとって
やはり退任する。

2人とも外資系の企業での実績を認めれ、
登用された経営のプロと言われる人達だ。

2社の事情は全く同じではないが、
同じような理由で選ばれ、同じような時期に
辞めるのは偶然ではない。

どのように優秀な経営者でも、
全ての経営環境を改善できるわけではない。

勝手な意見かもしれないが、
おそらく、それほど多くの経営手法を
持っているわけでもない。
勝ちパターンは決まっている。

今までの企業の強みは、
いきなり弱みや負担になってしまう時代だ。

いよいよ、本当の意味で経営者の力量も、
コンサルタントの力量も試される時代に
日本は突入した。

多様な環境、多様なケース、多様な地域、
多様な従業員、多様なマーケットに
その都度、正面から向き合うことしか
できないのではないだろうか。

偉そうに、わかったように聞こえたら、
嫌だけど、何を隠そう
わたし自身も、深く考える毎日だ。
ただ、上手いことやろうとは思わない。

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