夕刻、
瞑想をはじめた時間はまだ蝉が力強く鳴いていた。
やがて、虫の弱々しい音色に変わっていった。
今はちょうど夏と秋が同居する季節。
お盆の最終日、たまった新聞の切り抜きを
SCRAP BOOKに糊付けしていく。
イギリスのEU離脱記事も何枚かある。
すでにこの問題は落ち着きをみせ識者の意見も
出揃った感がある。
1980年代に台頭した新自由主義(ネオリベラリズム)は、
2008年のリーマンショックに極に達した。
経済のグローバル化は、経済圏とそこで働く人々を
グローバル圏(Gの世界)とローカル圏(Lの世界)に分断した。
そして、先進国ではLの世界で働く人々の比率を高めた。
グローバル化はGの世界(情報技術産業、国際金融)の
エリートを豊かにしたが、他方、Lの世界(対面サービス型)
を中心とするLの世界にはメリットがなかった。
そこへ、移民が低賃金で労働者として流入してきた。
イギリスは移民への社会保障制度も手厚く、
行政は財政難に陥り、日常的なサービス
(ゴミの回収や病院の診療)が滞っている。
その不満がEU離脱という結果につながった。
グローバル化の揺り戻しに苦しむのは
イギリスだけではない。先進国共通である。
アメリカの大統領選挙では、社会主義者を
自認する民主党のバーニー・サンダースが
熱狂的な支持を得た。
19世紀には野放図な資本主義(レッセフェール資本主義)の
台頭により労働者の過酷な労働や格差の発生・拡大が問題となり、
その結果、共産主義、社会民主主義が生まれてきた。
まさに歴史は繰り返す。
果たして新たな社会民主主義は出てくるのだろか・・・
=======================
無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/mail/
HPはこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/
マーケティング・経営 ブログランキングへ
にほんブログ村