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新社会民主の誕生はあるのか
2016年08月16日

夕刻、
瞑想をはじめた時間はまだ蝉が力強く鳴いていた。
やがて、虫の弱々しい音色に変わっていった。
今はちょうど夏と秋が同居する季節。

お盆の最終日、たまった新聞の切り抜きを
SCRAP BOOKに糊付けしていく。

イギリスのEU離脱記事も何枚かある。
すでにこの問題は落ち着きをみせ識者の意見も
出揃った感がある。

1980年代に台頭した新自由主義(ネオリベラリズム)は、
2008年のリーマンショックに極に達した。

経済のグローバル化は、経済圏とそこで働く人々を
グローバル圏(Gの世界)とローカル圏(Lの世界)に分断した。
そして、先進国ではLの世界で働く人々の比率を高めた。

グローバル化はGの世界(情報技術産業、国際金融)の
エリートを豊かにしたが、他方、Lの世界(対面サービス型)
を中心とするLの世界にはメリットがなかった。

そこへ、移民が低賃金で労働者として流入してきた。
イギリスは移民への社会保障制度も手厚く、
行政は財政難に陥り、日常的なサービス
(ゴミの回収や病院の診療)が滞っている。
その不満がEU離脱という結果につながった。

グローバル化の揺り戻しに苦しむのは
イギリスだけではない。先進国共通である。
アメリカの大統領選挙では、社会主義者を
自認する民主党のバーニー・サンダースが
熱狂的な支持を得た。

19世紀には野放図な資本主義(レッセフェール資本主義)の
台頭により労働者の過酷な労働や格差の発生・拡大が問題となり、
その結果、共産主義、社会民主主義が生まれてきた。
まさに歴史は繰り返す。
果たして新たな社会民主主義は出てくるのだろか・・・

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