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今が歴史の転換期
2016年11月04日

日銀の黒田総裁が任期中の
物価上場率2%を断念したという。
この人はリフレ派だ。
理論上はこうなるはずだということを
実体経済で証明しよとしたが、
そうならなかった。
リフレ派に対しては、そもそも懐疑的な
意見が多かった。

この人は責任について問われると、
「どこまでが責任か?」と誤魔化した。
出口戦略も提示しないまま、
やりっ放しで逃げ出す気だろうか。

アメリカ大統領候補の二人とも
消極的な態度のTPPに積極的な自民党は、
強行採決で法案を通す方向だ。
TPPについては、その意図や意味にいて
本当の意味で理解してる政治家は
ほとんどいないのではないだろうか。
これは、そもそもマーケットの捉え方の話だ。
国家と経済というものが、そもそも同じ方向を
見ているのかと言えば否に決まっている。
経済は民間に任せておく領域だ。
国家の役割は税金による国の運営だ。
役割の混同が起きるは国家がその存在を
主張したいからに過ぎない。

安倍は「この道をいくしかない」と先の参議院選挙で
訴えたが、鉄鋼業、海運業ともに大幅な減益となった。
上場企業の収益率も悪化している。
今後30年の国家運営のビジョンもないのに、
方向性も基本作りもしないままに、目先の戦術論だけを、
次々と打ち出しても、辿り着くべき地や向かうべき方向も
ないのに、何処が道なのか???

福島の原発処理の費用が全く足りないと東電が泣きついている。
元々国家戦略として推進してきた原子力発電施策を、
事故が起きたから全ての責任に東電に擦りつける自民党の
情けなさは論ずるに値しない。
現在でも再稼働を推進する姿勢そのものが施策を証明しいる。
起きたことは仕方がない。
しかし、この問題に真剣に取り組もうとしない国家、
すなわち自民党の責任は許されない。

戦後、廃墟の中で先人たちが目指した国家の再建は、
概ね成果を上げた。
それは正しかったか、誤ったのかということとは別な問題だ。
しかし、そのビジョンもほぼ達成された今、
次の国家30年、50年の計、ビジョンの策定こそが課題である。

今、目の前に起きている現実を、どう捉えているのか、
そのことからしか新しいビジョンは作れない。
現在の安倍自民党の浮かれたアンポンタン達には、
到底できるはずもない。
彼らは、過去の責任を継承しているようには見ないし、
ポツダム宣言も読んだことがない首相なわけだから、
歴史に学んだ未来を構想する力など全くないのだろう。

報道からは、現政権に対して数の驕りという表現を耳にする
ことがあるが、それはどうだろう。
現状に必死に取り組む政治家の顔、姿勢がそもそもない。
未来の国家ビジョンの構築に責任を負わない人々であれば、
1日も早く、その身を引き若い世代に引き継ぐのが最後の
役割と思うが、自民党総裁の任期の延長を決めた。
呆れ果てる。

釈迦は言った、人を見て法を説け、度し難い人々。
そういう人々が現在の日本の政治を担っている。
先の大戦と同じような不幸な状況がある。
それなのに、内閣支持率が高い。
自民党を支持する人々が多い。
かつての社会も、われわれ民衆は同じような雰囲気
だったということだろう。

問われるべきなのは民衆である。
わたし達一人、一人の本質なのだ。
新しものを作るということは、古いものを壊すという行為が
必要だ。歴史、歴史の節目、節目でそういうことは起きたきた。
壊してから立て直すしかないんだろう。
そういう時期が来たということに尽きるのかもしれない。

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