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息子の野球
2016年06月26日

今日は妻と一緒に高校3年生の次男の
野球の練習試合を観戦に出掛けた。

小学校4年生から始めた野球も夏の全国高校野球大会の
地方予選で敗れれば、その時点で終わる。

しかし、そもそもベンチ入りが確約されている訳ではない
ウチの息子のような選手は大会に入る前の練習試合が
最後になる可能性もある。

しかも、ポジションはピッチャーだから毎試合投げるという
わけでもない。投げるか、投げないかはその日の監督次第だ。
今日がその最後になるかもしれないという覚悟を持って行った。

今日は2試合目の先発投手として登板した。
この回が最後になるかもしれないと思いながら、
「もう1回」「打たれるなよ」「フォアボール出すなよ」と祈りながら見た。
結果は5回を内野手の悪送球による1失点のみ、勝利投手であった。

「昨日は5回無失点」
毎回観戦している親御さんが、最近の息子の状況を教えてくれる。
「最近は安定感抜群ですよ。全く崩れなくなりました」
親としては、嬉しい限りだがエースの存在は別にいる。
パパ達の評価はすこぶるいいが、決めるのは監督だ。

中学1年の秋に肘の軟骨剥離骨折・・・3年生で復帰も、
高校生になっても肘の痛みは消えずに定期的な休養を余儀なく
されてきた。高校も3年の春から復帰したが、
投げては痛みの再発を繰り替えして、
ようやく5月から安定して登板できるようになった。

肘の痛みに苦しむ息子にわたしは、何度かピッチャーをやめて
野手への転向を進めた。
しかし、本人は首を縦に振らずピッチャーを続けた。
整形外科のリハビリ、整骨医院の治療、筋トレ、その他できることを
回復の当てもないのに、やり続けてきた。

わたしの息子へ聞くことは、投球内容よりも「肘大丈夫か?」
今日は、最後のイニングは3者連続三振に打ち取った。
「最後の回は、腕をしっかり振って投げた」と息子。
「わかったよ。ちょっと本気モードだったの・・・」わたし。
「いつもは、打たせようと思っているから・・・」息子。
「そうだね。全然力入ってないもんね」わたし。
やはり肘の不安を抱えながら、工夫して投げているのだ。

「一試合目の先発させていほしいなあ・・・・」わたし。
「無理だよ・・・時間ないもの」息子。
「そうだなあ。時間ないなあ」わたし。
「もう少し早く投げれていればなあ・・・・」息子。

練習試合は残り2つ。
最後をしっかり見届けたいと思う。

最後の様子は、きっと、このブログに書いてしまうだろう。
中学生最後の試合は、なんと息子が最後の打者になった。
打球はライトに綺麗に抜けた。懸命にヘッドスライディングをした。
こちらのチームのわれわれ親が応援する目の前のこと。
全員がセーフと思った。
しかし、審判の判定は無情にも「アウト」・・・・
全国大会3回戦3-1で敗れた。

監督はわたしに言った。
「本多さん。僕の中ではクリーンヒットですから」
わたしは言葉を発しようとしたが言葉にならず泣いた。
「小澤につなげなかった・・・・」と息子は泣き崩れた。
次の打者は大会で、まだ1度も打席に立っていない息子の友人だった。

あの夏のシーンが記憶に深く刻まれている。
今回は、笑顔の息子に会いたいものだと祈る。

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