天上天下唯我独尊は、お釈迦様が生まれたとき、
右手で上を、左手で下を指し、このように言ったと
伝えられている。

わたしはこの言葉を地上で、ただ一人の尊い命と
言われたものと理解している。
それは、人間全員のことを指し、
全ての人に生まれた時から仏性が宿っていると
いうことにつながっていく。

昨日、ある会社の幹部の方と、会社のリスク対応
について話していた。
その方は「リスクというのは、経験上本当に想定して
いないようなところや、できないものが起きるんです」
とおっしゃっていた。

わたし自身は、こんな生き方なので朝家を発つときには
ほとんど予想していなかった1日になることが多い。
今日も、１日朝からデスク前に座っていてもやはり、
思いがけない１日になった。

天上天下唯我独尊であるならば、どんな１日、
そしてどんな人生になるのだろうか。
ひとり、ひとりが自分が夢中になるものに
打ち込めて、それが他人のためになる
そんな世の中にいずれなるはずだ。

わたし自身は、そんなつもりで生きている。
会社を経営している人も、経済合理性だけを
みるのではなく、自らの価値をもう一度見つめ
直してみることが重要な時代になったと思う。
もちろんよい意味でのことだ。

覚醒剤違法所持で逮捕された清原が、
「俺は野球しかやってこなかった。
野球しかできない人間なので・・・・・・」と
コメントしていた。
でも、彼はきっとそんな野球よりも、身の回りに
ある楽な快楽に溺れてしまった。

でも、まだ、遅くはないと思う。
もう一度、自分らしく、それしかできないことを
やって欲しいと思う。
もちろん、プロ野球選手は年齢的に無理だろうが。
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