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モデルを単純化する意味3
2017年08月29日

第三の仮定は「時間は存在しない」というものです。

学問には静学と動学がある。
ケインズ・モデルでは、時間を捨象して静学から始める。
物理学が古代ギリシャで静学から力学を発展させたように、
経済学においてもまず静学から始めて、
より完全なモデルを作り上げていくことになった。

第四の仮定は「この世には経済人しかいない」というものです。

経済人とは、極めて合理的な人間を意味する。

第五の仮定は「世の中には一財(財は一つ)しかないというものです。

現実の経済の財の数は無数にある。
たとえば、お酒の種類だけでも日本酒、洋酒、中国酒・・・
洋酒にもブランデー・ウイスキー・ワイン・ウォッカ・・・
また、経済学的な答えとしては経済財と自由財があると答えるかもしれない。


「一財しかないというのは、すべての財がチョコレートでできていて、
チョコレートで汽車も車もつくれば、食料にもするという意味ではない」
そうではなくて、すべての実物財を一財と勘定するということだ。
財について最高度の抽象化をおこなった結果なのです。

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