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お金は循環させてこそ
2016年05月30日

消費税の10%への値上が先送りになりそうな
情勢になってきた。

消費税を増税したのは過去3回、
導入3%、3%→5%、5%→8%だ。
このうち、通常の成長トレンドに戻らなかったのは
実は導入時の3%のときだ。

記憶をたどれば、3%導入の1997年は、
日本中の経済が震撼するようなことが立て続けに起きた。
アジア通貨危機や日本の金融危機(山一證券の
倒産、北海道拓殖銀行の倒産など)があった。

分析にあたった法政大学の小黒一正教授は、
「過去の動きと比較しても、2014年の増税は、
その後の景気に深刻な影響を与えたわけではない」
という。

今回の消費増税の増税された税金の行き先は既に
決まっている。いわゆる社会福祉に向けられる予定だ。
この動きを止めることは、恐らく景気を悪くする。

政治家は自分達が選挙で、どうしたら勝てるのかという
ことしか考えていないのは明々白々だ。

世界経済の最大の問題は格差の拡大だ。
すなわち中流の崩壊でもある。
お金持ちの人々と、お金のない人々の
反対方向へのベクトルがどんどん進行している。

これがなぜ問題なのか・・・・・・
お金持ちの人々は、持ち過ぎていて使えない。
お金のない人々は、必要なのに、無いから使えない。
ということはお金は循環せず、消費が低迷するのは
当たり前のことだ。

政府がやらなくてはならないことは、ピケティの指摘通り、
お金を持ち過ぎている人々から税金を取って経済を循環させる
ことだ。

本当にお金を必要としている人々が、
お金がないという状態が資本主義の世界では
最悪の状態だと思うのはわたしだけだろうか。

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