甥（姉の長男）が生きるために闘いを続けている。
16歳で発症した白血病を2年で克服した。
当時、農業高校に通ってバイオの道に進みたいと言っていたが、
病気を経てＰＴ（理学療法士）を目指した。

白血病を克服した直後に、ステロイド治療が原因で
大腿骨の骨頭壊死が発覚して、手術の必要性があると
大学病院で伝えられた。
ここも、民間の代替医療によって手術をせずに乗り越えた。

6年後、理学療法士の専門学校卒業を控えた秋に白血病が再発した。
幸いに弟の骨髄が１００％一致し、手術が行われた。
術後から1年を乗り越えて、この春国家試験を目の前に控えた日、
異変は起きた。

慢性ＧＶＨＤの発症。兄弟間での移植ではほぼないと言われていたが発症した。
大学病院のＩＣＵに入って３カ月。
徐々に病は進行してきた。
昨日、すでに意識が朦朧とする彼を見舞った。

姉から相談されながら、私の考えつくことや出来ることをやってきた。
今は、祈るしかない。
「彼の命を、どうぞつなげてください」

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