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孔子の立ち位置
2017年10月01日

中国は、乱世の春秋時代の末期、紀元前六世紀に孔子は生まれた。
孔子の念願は、目前の無政府状態を克服して、
周の初期の秩序ある社会を回復することであった。

そのためには、何よりも力による政治を排して、
道徳による政治を実現しなければならないと考えた。

周の初期には家族道徳が政治の根本精神となり、
その支配は伝統的な習俗である礼にもとづいておこなわれていた。

このような道徳と礼が失われたところに、
現在の乱世の状態が生まれた根本的な原因があると考えたのである。
これは現状に正しい秩序をもたらそうとする点では理想主義であった。

道徳とか、家族を大切にするとか・・・最近日本のどこかの政党が言い出している。
孔子は儒家(儒教)の祖である。
弟子たちよってまとめられた論語は現在も大きな影響を誇る。
2500年前も、現在も人間はあまり進歩していないことがよくわかる。

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