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信念は真理ではない
2016年08月31日

「そんなことが信じられるものですか」とアリス。
「信じられぬと申すか?」と女王は哀れむような調子で言いました。
「もう一度してごらん。息を吸い込んで、目をつむって」
アリスは笑ってしまいました。
「やったって、なんにもまりません」と彼女は言いました。

「あり得なことなど信じられはしませんもの」
「多分、練習が不足なのじゃ」と女王が言いました。
「わたしがお前の年ごろのときは、毎日三十分ずつやったものじゃ。
そうじゃ、朝飯前に、六つものあり得ないことぉ信じたこともある。」

『鏡の国のアリス』
ルイス・キャロル

信念は行動に強い影響を及ぼす。
それは、行動を駆り立て、形づくる。

信念はとは何か?
いかにして作られ、維持されるのか?

信念はいろいろなところから生まれる。
ある種の自然法則、生育歴、模範となる人物、
過去の心理的外傷、度重なる経験、等々。

また、生まれついた環境や文化からある種の
既成の信念を受け取る。

さらに、幼少時代に周りにいた大切な人から受けた
期待は信念を植え付ける。

さて、問題は我々が何かを信じるとき、
それが真理であるかのような思い込むことだ。
このことは反証を困難にする。

信念は強固な知覚のフィルターとして働く。
出来事は信念に沿って解釈される。
当てはまらないことは例外としてかえって信念を強める。
行動は信念を維持し強化する。

あらゆる宗教、あらゆる国家、あらゆる文明、
集団がぶつかり合う理由がここにある。

教祖、国家、部族、メディア、親族に依存してはならない。
信念や観念はほとんど真理ではない。
しかし、我々の人生はほとんど信念によって
支配されていないだろうか。
それが問題なのだ。

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