質問する力、聞く力、ヒアリング力、他の事と同様に、
日本語の言い方はいろいろある。
5W1Hは、誰でも1度ぐらいは聞いたことがある。
何か物事を決めるときには非常に便利だ。
わたしは仕事柄、様々な質問の仕方について考える。
物事の本質や核心に迫りたいとよく考え頑張ってみる。
ある方のある本には、こんな風に書いてある。
「質問と回答は鏡に映った像のようなものである。
具体的な質問をすれば、具体的な回答が得られ、
抽象的な質問をすると、抽象的な答えしか返ってこない」
その通りではあるが、そもそも相手の中にないものを
具体的に聞こうが、抽象的に聞こうが、答えは得られない。
こういうときは、本当に辛い。
目の前で起きてる同じことも、観察力、洞察力、分析力、
経験によって物事は全く違う捉え方になるのが人間だ。
こちらの質問する力や問いの設定だけでは、
回答者の力量の不足を補うこうとは不可能である。
そう言えば、先日参議院選挙に入る前日、記者クラブで党首への
様々な質問が行われたが、ほとんど意味がないように見えた。
ああいうのを儀式というのかもしれない。
質問者にも回答者にも思惑があり過ぎて、
あのような不毛なやり取りが繰り替えされることになるのだろう。
TOYOTAには、”なぜ”の質問を5回繰り返し、
課題の本質を探り当てる文化があるという。
所謂、原因をどんどん掘り下げていく手法だ。
WHATやHOWもそれぞれの場面で使い分けるわけだが、
最も重要なのは相手の知覚体験をどう引き出すかということ
ではないかと今は考えている。
そうすると、知覚体験能力とは何か?という問いが
また出てくる。
それを言語化する能力の違いは・・・・・
果てしない。すみません。
=======================
無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/mail/
HPはこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/
マーケティング・経営 ブログランキングへ
にほんブログ村