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崩壊
2017年09月20日

ここ25年でサラリーマンの生涯年収は1500万円以上下がった。
これは、1人の子どもを大学までさせることができないということであり、
首都圏では、ここ10数年結婚後子どもを育てるか、家の購入を優先するかという
大きな選択を迫られるようになっていた。

TVCMを見ていても、ほとんどが高額所得者向けのものが主流となっている。
セブンイレブンのパンの価格設定も100円→150円ラインへ舵をきった。
TOYOTAをはじめ自動車メーカーもハードユーザー向けの商品開発が中心だ。
高級車やスポーツカーの投入がそのことを物語っている。

日本という国家はバブル時期を30代後半から40代前半だとすると、
既に60代から65歳を超える辺りに突入したと言える。
政治も中曽根さんの行政改革辺りまでは、真面な危機感があった。
しかし、自民党分裂、日本新党が結成された辺りから迷走が始まった。

小泉政権までは、それでも国家を何とか経営しようという気概があった。
民主党は自分達なら、真面に経営できると考えていたが政権についてみると
目論見は見事にはずれ、既に国家の財政が正常に運営できないということをある意味覚った。
そして、緊縮財政の中で国民との約束を果たすという選択をした。

ところが、国民はそんなしみったれた暮らしは嫌だと言って自民党を復活させた。
しかし、現実から近未来の見通しは何も変わらないわけだから、とりあえず景気のいい中国を
真似て国家企業化を企てた。
しかし、中国という国家はまだ40代から45歳ぐらいだから、大いに無理があった。

日銀の施策、黒田さんの理想論もあくまで学説、一理論に過ぎず出口さえ見つけられない。
国家の財政の破綻を加速かさせただけだった。
「行き詰まっているのは日本だけではない。ヨーロッパだってアメリカだって似たようなものだ」
悪いのは我々ではないと政治家も官僚も言うだろう。

全ては政治家の甘い言葉にのった自分自身の責任だ。
政治家はつまらない未来を語れないから、美味しいことしか有権者に言わない。
官僚は現実と見通しを30年以上前から理解していたはずだが、
政治家に上手くスケープゴートに使われ、官僚=悪のイメージが喧伝された。
もう政治家の言いなりだ。(※一部文部省役人の氾濫はあったが・・・)

しかし、根本の問題は何かということ気づかずに進むことはあまりに危険だ。

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