この土・日曜日も缶詰状態で仕事だ。
次男の高校野球も見に行くことも叶わず、
小学生の野球のコーチングもできず、
呻きながら仕事と格闘している。

今日は、
窓から吹き込む涼しい風が気持ちよい。
仕事の隙間には、村上春樹、伊坂幸太郎の
短編を読み、気分を変え、
コーヒーをすすりながら気分を落ち着かせる。

ムハメド・アリが亡くなった。
”蝶のように舞い、蜂のように刺す”と形容された
華麗なフットワークは、幼い頃に見たが
記憶に焼きついている。

アリは、ボクサーとしてだけでなく人種差別とも闘った。
アメリカでは、つい最近まで
大っぴらに黒人は差別を受けていた。
ベトナム戦争の徴兵に応じなかったため
チャンピョンのベルトを剥奪されてた。
それでも、不屈なアリは
３年のブランクを経て奇跡的にタイトルを奪取した。

ザ・グレーテスト（世界で最も偉大な男）。当時、
ＴＶから流れるアメリカ人のアリに対する熱狂ぶりは、
本当に凄かった。
逆境と闘うアリから多くの人が勇気をもらったからだろう。

日曜日のこの時間は、いつものようにＦＭ８１．３から
野村訓市さんの声が響いてくる。
明日はクライアントとのミーティングが３件続く。
アリの闘っている相手は、いつもわかりやすかったが、
わたしは何に挑んでいるのだろうか。

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