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マザーテレサとシールズ
2016年09月10日

9月4日マザーテレサが、ローマカトリック教会
最高位の崇敬対象である「聖人」に認定されたそうだ。

これに対して、インドではモディ政権の支持基盤の
ヒンドゥー至上主義団体・民族義勇団の幹部が
「目的はヒンドゥー教徒のカトリックへの改宗だった」
という発言があったという。

マザーテレサの元で30年ボランティアとして働いた女性は
「私はシーク教徒だが、改宗と求められたことはない」と言い、
「それぞれの方法で神に祈りましょう」と言うだけだったと
証言している。

日本ではSEALDsが活動を終えた。
SEALDsの活動に対して私は好意的に見てきた一人だ。

理由はいくつかあるが、一つには特に政治的背景を
持たない普通の学生がはじめた小さな活動であったこと。
二つ目は、組織がトップダウンではなく自由な議論の
スタイルであったこと。

SEALDsに対して、相当批判的な人々が居たことを最近
知った。解散に当たって一人の女子学生が「今後の人生で
SEALDsのメンバーであったことをずっと背負って社会で
生きていくことは大変かもしれません」とコメントしていた。

ちょっと驚いた。
そして、ちょっと調べてみた。

何もしないけど、批判はするという人々が世の中には
本当に多いなあと感じる。
中に「SELADsがわたし達、若者の代表だと思われるのは
本当に迷惑だ」と言ったものもある。
(そんなふうに思う大人はいないと思うよ。)

マザーテレサとSELDsの行動の目的は全く違うが、
まず、個人が何か思い、考え、自分なりに行動を始めると
いう点では共通している。

彼らは、マジョリティのために働いているわけではないのだ。
だから、自分がマジョリティの一員だと自負している人々には、
非常に癇に障る存在なんだろうな。

わたしはマザーテレサ個人を知らないし、SELDsとも
何のつながりもない人間だが、彼らの生き方や活動は
称賛したい。
そもそも、そういう生き方を選択するというのは、怖いこと、
勇気のいることなんだ。

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