稲盛和夫は、
経営の原理原則十二カ条さえしっかりと
掴み理解しておけば、
どのような環境になろうとも恐れる必要はなく、
繁栄への道を歩むことでできると断言する。
《経営の原理原則十二カ条》
◎事業の目的・意義を明確にする
◎目標を明確に立てる
◎強烈な願望を心に抱く
◎誰にも負けない努力をする
◎売上げを最大限に、経費を最小限に
◎値決めは経営なり
◎経営は意志で決まる
◎激しい闘魂を持つ
◎真の勇気を持つ
◎常に創造的な仕事をする
◎思いやりの心で誠実に
◎常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
この数十年間の経営戦略史をもっとも簡潔に語れば
「60年代にはじまったポジショニング派が
80年代までは圧倒的で、
それ以降は
ケイパビリティ(組織・ヒト・プロセスなど)派が優勢」
となります。
ポジショニング派は
「外部環境が大事。儲かる市場で立場を占めれば勝てる」
ケイパビリティ派は
「内部環境が大事。自社の強みがあるところで戦えば勝てる」
と論じました。
~三谷宏治~『経営戦略全史』より
三谷さんによる戦略については、
別の機会に詳しくみてみたいが、
経営の2つの区分でみれば、稲盛さんの原理原則は
明らかに後者、ケイパビリティ派である。
わたしは、どちら派でもなく両方が必要と考えている。
しかし、ポジショニングだけでは経営はできない。
ケイパビリティの考え方がなければ経営は成立しない。
特に、中小企業の経営においては
稲盛さんが掲げる原理原則に徹するような
思いの強さがなければ、長く繁栄する会社を築くことは
難しい。
一瞬思うことは誰でもできる。
しかし、長期に渡って継続的に守りぬくことこそが重要だ。
======================
無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/mail/
HPはこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/
マーケティング・経営 ブログランキングへ
にほんブログ村