経営者の戦略パートナーコンサルティング、無料メルマガも発行中!


ブログ
潜在的メカニズム
2017年06月22日

科学の古典ともいえる実証科学は、
閉じたシステム内での実験や経験を重んじ、
特定の事象の経験を超えることができない。

一方、反実証主義は、カントに代表される
「超越的理想主義者」とも呼ばれ、
人間が見ることのできるもの、できないものは何かを問題にして、
人間が思念することを優先する認識論的アプローチで、
逆に、自然現象の現実を軽視することにつながる。

人間が見るものだけを秩序立て、説明しようという感覚論や
認識論は、どうしも観念論に陥ってしまう。

これに対して、人間から見えない、宇宙や自然、
社会の現実の中に、本来的に存在するメカニズムの解明こそが
重要であるという超越的実在論がバースによってなされた。

これは、単に閉じられた経験からの実証でもなく、
認識された世界のモデル化でもなく、
二つのベクトルをともに取り入れて、
現実に潜むメカニズム(発生メカニズム)を、
経験的でありつつ抽象的・超越的に取り出す方法である。

この第三のアプローチは、人間の目には見えないが、
現実の中に隠れて実際に現実を動かしているメカニズム、
パワー、傾向を解明する科学的方法を確立しようというものである。

=========================

無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/mail/

HPはこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/

マーケティング・経営 ブログランキングへ

にほんブログ村

FC2ブログランキング






ページアップ