人間が目覚めている時間の９７％は
無意識で過ごすという。

「サワコの部屋」に加山雄三が出演していた。

小学生の頃、若大将シリーズの映画を見てから、
なぜか、ずっと好きだ。
どれほど好きかというと自叙伝を買って読むほどに
好きだ。

現在、79歳とてもそうは見えない。
サワコが聞いた。
「どうしたらそんなに若くいられるの？」

「う～ん。好きなことをやることだね。
興味のあること、好きなことしかやってこなかった。」

らしい。

この番組のこのコメントだけを聞いていると、
上原謙の息子としてなに不自由なく
ボンボンで育ったから、そんなことが言えるんだと
いう人が居そうだ。

多分、そう思う人は好きなことをやることは、
楽しいことしかやっていないと考えているからだ。
ところが、好きなことをやるのは実は大変なことだ。
特に、現在の日本のような国家では尚更だ。

自叙伝を読むとこの人の人生がどれほど壮絶であるか
驚くはずだ。
それでも、好きなことをやろうとする。
そういう生き方だ。

スターの座から滑り落ち食えずに　
飲み屋を流しで回ったり、スキー場で除雪車に巻き込まれ
生死の淵をさまよったり、スキー場経営に行き詰まったり・・・
しかし、そんな苦労なんて彼は微塵も感じさせない。

現在、夢中になっているのは、
自然エネルギーのみで世界の海を回る船の建造だという。
東京オリンピックまでには達成したいと語っていた。
設計図面を自分でひいている。
「夢中になると、のめり込んじゃうんだよな」という。

時代でも環境でもない。
わたしも覚悟を新たにする。
『好きなこと。やりたいことをやろう』

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