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老子名声欲の否定
2017年10月17日

「名声とわが身とは、
どちらがより切実なものであろうか。
わが身と財かとは、
どちらが価値ある物であろうか。
わがものとするのと、台なしにするのと、
どちらが苦しみをもたらすか。
だから、あまりにも名声や財貨を愛することは、
かえって大きな消費に結びつき、
あまりにも蓄えることは、
かえってそれを失う結果を招く。
足るを知れば、世の辱めからまぬがれ、
止まるところを知れば、危険に陥ることもない。
これによって長久であることができるのである。
(第44章)

財貨にたいする欲望はともかくとして、
名声や名誉にたいする欲望を強く否定することは、
儒家に鋭く対立する態度である。
徳ある者は必ず世間の名声を得るという信仰があった。
名を残すことは儒家の人々の悲願といえるものであった。
このため儒教のことを「名教」と呼ぶ習慣が生まれたほどだった。

老子、荘子をはじめ道家の人々の伝記は明らかでないものが多い。
かれらが「無名」を信条としていた結果とも言えよう。

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