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リカード・モデルの諸仮定
2017年08月14日

リカードは諸仮定が非現実的であることを少しも気にせずに平然と仮定した。

1.製造工業には複数の産業があるが、それらはそれぞれ一種類の消費財か機械か原料を生産する

2.農産物は、完全な消費財であり、製造業の原料として使われることはない

3.製造工業の生産物で、労働者が消費した残額は、次期に生産財として使用される

4.資本家や地主は製造工業品を消費しない

5.土地は均質である。その地に定着した人口がまだ多くない時代には、土地は使用し切れず、地代は0である

6.地主には所得は0であり、購買能力はない

7.資本家が「喰うものも喰わず」に資本蓄積に熱中しており、全利潤は全部貯蓄され、それらは全部投資される

リカード・モデルにおいては、S=I  この式にS=Y-Cを代入すれば、Y=C+Iを得る
(S:貯蓄 I:投資 Y:国民生産 C:消費)

左辺は国民総生産であるから、右辺は消費+投資で国民需要となる。両者が等しいとされている
『リカードの経済モデル』~高増他訳、東洋経済新聞社~

すなわち、供給されたものは全部需要される。「セイの法則」が成り立つ。

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