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資源は余っている
2016年03月25日

一昨日、三井物産が赤字に転落という
ニュースに正直驚いた。

昨日は、同じ商社である三菱商事も
赤字を発表した。

2社は戦後はじめての赤字決算である。
どちらの赤字転落の原因は資源価格の
下落である。

言い方はよくないかもしれないが、
彼らは新興国の資源ビジネスに投資し、
安く資源を仕入れ、先進国ならびに、
需要国に高く売るというやり方で
儲けていたわけだ。

ところが、中国経済の失速や新興国の
需要減によって、そのビジネスモデルは
大きく崩れた。

先日、東日本大震災によって起きた
福島の原発から非難した方のコメントを
新聞で読んだ。

その方は、原発事故による放射能の問題で、
お子さん達が原因不明の鼻血を出したりしたことで、
子どもを連れて新潟に移り住んでいる。
ご主人は仕事の関係で、福島にひとり残り仕事を
する。

別々の暮らしを始める前に、思い出作りのために、
家族でディズニーランドを訪れた。
そこで、ふと気づいたという。
「ここで消費される電気のために、わたし達は犠牲に
なったのだ」と。

福島の人から見た関東に住むわたし達、
新興国の人々から見る資源消費国の日本という国。

わたし達は資源が不足しているという教育を長年受けてきた。
しかし、商社の業績低迷から明らかになった事実と、
原発がないと電気がないと教えられてきたが、
実際には、原発が止まっていても日本は停電が起きない事実。

これを、どう考えるか。
われわれに問われている真摯な問題である。

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